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【旬の財政】夏近し、決算統計

 
決算統計業務は、大まかに、
  • データ準備(マニュアル等をもとに必要情報を収集)
  • データ加工(執行データを区分し財源を整理)
  • 集計・入力(加工したデータを集計し各調査表に入力)
  • 審査・検収(調査表間の整合性確認と検収調書の作成)
  • 提出(決算統計システムからデータ送付)
の5つの工程で成り立っています。
一般的に最も時間を要すると言われるのが「データ加工」で、執行データを国のルールに基づき、性質、目的、補助/単独、臨時/経常に区分するとともに、執行データに財源を充当する作業が中心となります。 変換と修正という2つの負担が重なることから、習熟度の差が精度に直結するため、予算時点から科目分類を意識し、過去事例をチェックリスト化してナレッジを蓄積することが、毎年の負担軽減につながります。
 
総務省が令和7年7月に整理した調査資料では、現場の担当者なら「あるある」と感じる主な課題が並んでいます。※( )内は執筆者の小言。
  • 用語の定義など回答に必要な情報・マニュアルが分散(調べてもわからなかったり…)
  • 複数人で同時編集できない(表ごとに担当者を決めてdat出力してみたり…)
  • 単位未満の端数調整により、調査表間の整合性がとれない(端数調整は続くよどこまでも…)
  • 結果公表までに時間がかかりすぎており、適時に活用できない(N年度にN―2年度の決算を語ってみたり…)
総務省はこれらの課題改善を目指すとしていますが、自治体ごとに作業手順・内容は異なるため、自治体側にも引き続き工夫が求められるでしょう。 まずは、慣行となっている業務を見直す姿勢が大切です。