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実施が決まっている事業の査定ポイントは?

Q.すでに実施する方針が決まっている事業なのですが、詳細は予算査定で議論することになっています。査定で着目すべきポイントは?

 
    
A 方針決定時に一定の整理をしておくことが望ましいです。
財オタ 横浜市
安住秀子さん
 
本来であれば、方針決定時に、実施の必要性や見込まれる効果は当然のこととして、その他、主体、手法、活用財源、今後の財政負担の有無など、一定の整理をしておくことが望ましいです。 したがって、日頃から所管部署と良好な関係を築き、事前に情報を入手しておき、予算編成スタートまでに、政策判断を行う会議等で議論しておけるよう、所管課に促すといった前捌きが必要です。
前置きが長くなりました。 議論できずに予算編成に突入してしまった場合は、基本計画等での位置付けと類似事業の有無、実施目的達成までのプロセス(ロジックモデルの活用が考えられます。 国は新規事業を要求する時ロジックモデルを作っています)、見込まれる効果に対する一般財源の投入量の妥当性などみていきます。 整理が不十分であるにもかかわらず、政治的な事情等で、何らかの打ち出しをしていかなければならない場合は、最低限の検討費を計上して、議論を積み重ねてから、所要の予算額を計上していくことが考えられます。
 
 
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