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財ラボ厳選TIPS集

財政課のみなさんのお役に立てるさまざまなヒントやテクニックを集約しました
 

1. 普通交付税が予算割れしそうですが、どう対応すべきでしょうか。

9月には決定額が出るので、適切な時期に補正予算で正しい形に修正するべきだと思います。原因はわかりませんが、普通交付税に限らず、一般財源が予算割れするのは望ましくないので、予算編成時に地方財政計画(以下、地財計画)以上の伸びを見込んではいけません。
 

2.地方交付税に関する留保財源とはどのようなものですか。

地方交付税の算定にあたり、標準的な税収の25%を基準財政収入額に算定せず、これを留保財源とすることで自治体の自主性・独立性を保障し、地方税の税源涵養を促す仕組みです(一般的な解説)。この算入率を上下しても、地財計画の総額は変わらず、公債費水準の高い自治体では基準財政需要額不算入公債費の財源になってしまうなど、必ずしも基準財政需要額に算入されない政策的経費に充てられていないのが実情です。
 

3.特別交付税はその年度の特別な事情によって措置されると聞いていますが、交付額が毎年あまり変わらないのはなぜでしょうか。

特別交付税は普通交付税で算定できない災害、除排雪、不発弾処理など特別な財政需要に応じて算定されます。毎年、需要額調査が行われますが、交付総額は交付税総額の6%と決まっているため、実際の交付額は大幅に圧縮されます。このため、交付額の年度変動はあまり大きくなりません。
 
 
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